ハンドメイドの価格設定 その2

ハンドメイドの価格設定 その2

【旧ブログからの移転記事】を加筆修正したものです。投稿日は一番最初に公開した当時の日付です。

 

ハンドメイドの価格設定 その1で価格や利益を計算する上で考慮すべき要素についてお話しました。今回は具体的に価格設定の仕方を考えてみたいと思います。

具体的には以下3点についてのお話です。
・最初は売れること自体がモチベーションにつながるから安くしておく
・他の人の価格設定に合わせる
・安ければ売れるというものでもない

最初は売れること自体がモチベーションにつながるから安くしておくという考え方は間違ってないですが、正直これはオススメできないと思っています。というのも、あとから値下げするのは簡単ですが、逆に値上げするのは難しいからです。

ハンドメイドなので一般の商品とは違うとはいえ、例えばたまたま再販可能な500円のストラップが安定的に売れているから600円にすれば利益が増える、と考えて価格を上げてしまうのは、あまり印象はよくないと思われます。

どの作品でもいいから売れさえすればモチベーションが維持できると思うなら、最初から集客用に材料費的にも時間的にも低コストで制作できる作品をいくつか用意して、それを低単価で売ると割り切るのも1つの手だと思います。

次に他の人の価格設定に合わせるという考え方。仮に同じ「粘土」の「ブローチ」というカテゴリで「同じような材料」を使っていたとしても、全く同じということはないでしょう。デザインまで全く同じだと盗作だとか別の問題が起きますが、仮に全く同じ作品だとしても材料の仕入れ先が違えば原価も違います。作業スピードも人によって違うので、時間的なコストも異なります。

他人の価格設定を「参考にする」のはいいとしても、「完全に合わせる」必要はないと思います。というか、他人を気にしすぎて完全に合わせてしまう人が多いから(本当は700円で売りたいけどみんな500円だし…みたいな)、材料のカテゴリ(レジン、粘土)や作品のカテゴリ(ストラップ、ピアス)に対する変な市場相場が出来上がってしまっているような感じがするんですよね…

続いて安ければ売れるというものでもないについてですが、需要がなければどんなに安くても売れないという話です。例えばイベントに行って300円のピアスがあったとしたら、価格的には気軽に買えますよね。ですがそもそもピアスをしない人は買わないですよね。

逆に作品を気に入ってくれたら、欲しいと思ってくれたら、ある程度の金額を出しても買ってくれるはずです。

結局のところ、とりあえず自信を持ってこの価格でいく!と決めて、最初はその価格で挑戦してみるのが一番だと思います。

作品が売れるか売れないかは価格の問題だけではありませんから、あとはその価格で売るための努力(ネットショップなら写真、イベントなら陳列の仕方など)をするかどうか、だと思います。どう頑張っても無理だったから値下げする、のは簡単ですから。

次回はハンドメイドの価格設定 その3として、ちょっと番外編的なものを書く予定です。

 

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