ハンドメイドの価格設定 その1

ハンドメイドの価格設定 その1

【旧ブログからの移転記事】を加筆修正したものです。投稿日は一番最初に公開した当時の日付です。

 

ハンドメイド作品の価格設定は非常に悩むところ。ざっくり言えば、趣味の範囲だから材料費の回収ができればいい(もしくはちょびっと利益があればいい)、というパターンなのか、副業にしても専業にしても仕事として利益を出していきたいのか、のどちらかだと思います。

 

単純にこれいくらにしよう、ストラップだし600円程度かな、とざっくり考えるのではなく、ちゃんと考えて計算しなければならない要素はたくさんある、というのが今回のお話。

では具体的にどういう要素があるのかということですが、まずは単純に材料費という意味での原価。これはハンドメイドの原価計算の記事を読んでもらえればいいかなと。

では他にどんな要素があるのか。

設備・備品の費用。UVランプとかピンバイスとか。もっと言えば電気代とか。

ネットショップであればショップの運営経費とか、配送費用。配送費用に関しては、別途送料を貰って経費としては考えないようにするのか、あるいは全品送料無料にして作品の販売価格に転嫁するのか。

イベントなら出店料はもちろん、販促資材の購入費用だったり、イベント会場までの交通費だったり。

委託販売であれば、委託が月額制なのか売上に対する%計算なのか、その両方なのか。納品は郵送なのか(郵送費は?)持込みなのか(交通費は?)、売上金の受け取り方法は?(振込なら手数料はいくら?)などなど。

あとは自営業あるあるですが、計算するのを忘れている、というか考えないようにしてしまっているケースが非常に多いのが、自分の稼働時間に対する報酬。

例えば神奈川県の最低時給は983円(平成30年10月)です。作品1つ作るのに集中して1時間かかったから983円欲しいとか、1時間テレビを見ながら片手間で作ったから500円でいいやとか、6時間のイベントに出店したからいくらとか、普通にバイトをしていれば時給に当たる部分ですよね。

このような要素全てを考えた上で作品の価格と利益を計算していかなければならないんですよね。

これらは直接の材料費と違って厳密に作品1つひとつに金額を決めて反映するものではありませんが、単純に材料費だけで利益を計算したときに微々たる利益しか出ないような(材料費100円のものを200円で売るような)価格設定にしてしまうと、上記のような費用を賄うことができなくなってしまいます。

今回は価格や利益を計算する上で考慮すべき要素についてのお話でしたが、次回ハンドメイドの価格設定 その2として、具体的に価格設定の仕方を考えてみたいと思います。

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